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はじめに

「SPIっていつから対策すればいいんだろう」

「算数苦手だし、SPIは自信ないなぁ」

こういった疑問や悩みを抱えている就活生は
少なくないのではないでしょうか。

筆者は文学部出身で、
SPIはもちろん苦手だったので、
そういった思いは非常によく共感できます。

SPIは、今苦手でも、全く勉強していなくても、
きちんと対策を講じれば攻略可能な分野です。

今回は、みなさんのSPIに対する
理解を深めてもらうために一から説明していきます。

SPIとはそもそも何なのか

SPIとは、日本で一番使われている採用テストです。
言語（国語に相当）、非言語（数学に相当）の
基礎能力検査と性格検査で構成されています。

SPIは実施方法によって出題範囲が異なります。
対策を考える際には、
実施方法による出題範囲の違いを押さえることが
重要です！！

SPIが実施される理由

①知的能力を測るため

SPIの問題は、
一問一問はそこまで難しくありません。

しかし問題数が多く、
時間が限られているのが難点です。

そのため、
「大量の問題をいかに効率よく処理するか」
「制限時間以内にいかに多く正答するか」から
「仕事でパフォーマンスを発揮できるかどうか」
を見極める目的として利用されています。


②性格診断

企業は就活生の価値観とずれていないか
性格診断を通してみています。

企業にはそれぞれ「求める人物像」があり、
その人材像と一致しているかどうかを、
200問程度ある性格診断から
読み取るという目的があるのです。

SPI対策法

ここではステップ別に王道の対策法を解説します。


【1】志望業界・志望企業の出題形式を知る

たいていのSPI対策本の最後のページには、
企業毎に採用テストの出題形式が載っています。

しかしそれだけでは企業数が少ないばかりか、
制限時間が載っていない場合がほとんどです。

そこで、SPIノートの会の
『この業界・企業で
　この「採用テスト」が使われている!』
には出題形式が細部にわたって
記載されているので、ご購入をお勧めします。

また、みんなの就職活動日記で
昨年度の情報を得るのもいい策だとは思いますが、
必ずしも確実と言える見込みはないので
注意を払う必要があります。


【2】問題集で練習

出題形式がわかったら、
早速問題集を購入しガンガン問題演習をしましょう。

オススメの問題集は
やはり「SPIノートの会シリーズ」です。

情報量と解説のわかりやすさが
群を抜いています。

とはいっても問題集を購入しただけで
安心してはいけませんよ。

1週間程度で一気にやり切りましょう。

志望企業が定まっていない方は、
約半数以上の企業が採用している
「SPI2」の対策から始めてみて下さい。


【3】WEBコンテンツで練習

ある程度実力がついたら
WEBコンテンツで更なる練習を積みましょう。

一部無料でWEBテストを
疑似体験できるサイトもあるので、
ぜひ利用して、本番の緊張感を
一足早く味わいましょう！！

SPI裏対策法

対策法を述べましたが、
インターンシップなどの選考では
どうしても対策が間に合わないことや、
どうしても解けるようにならない
分野があることも十分考えられます。

そこで、苦肉の策ではありますが、
SPI突破のためのちょっとした裏技を伝授します。


【1】WEBテストは複数人で解く

WEBテスト受験の際、
目の前に企業の人事はいないので、
合否の判断基準は企業側で表示される
あなたの採点結果のみです。

つまり、あなたがどのように回答したのかは
問われていないのです。

以上から、WEBテストを解く際は
複数人の知恵を結集して一緒に解くことを
お勧めします。

1人で解くよりもケアレスミスを減らすことができ、
回答スピードも大幅にアップさせられます。

非言語系の問題が苦手な方は
理系学部のお友達を
パートナーにするのも一つの策です。


【2】練習受検

志望企業の出題形式と似通った企業にエントリーし、
練習用として受検します。

制限時間のある中で回答する機会は中々ないので、
「スピードに自信のない」方には
良い練習の場となるでしょう。


【3】解答は出回る？

毎年、学生の中には
ダミーアカウントを作成してSPIを受検し、
解答集を作成して、拡散する人がいます。

解答の正誤の信憑性については
なんとも言えませんが、
全く対策ができていないときには
強い味方となるでしょう。

こういった解答集を入手するのも
一種の情報戦と言えます。

おわりに

いかがでしたか？

就職活動は、どちらかというと
努力が報われないことの方が多いですが、
SPIだけはあなたの努力が結果に100％直結します。

苦手意識がある方もどうか後回しにせず、
順当に選考を突破されることを心から願っています。