就活スタート時に必ず押えたい!自己分析のポイント
なぜ自己分析をするのかから考えてみよう!
2016.08.16
ざっくり言うと
- 自己分析って何のためにやるの?
- 価値観って?
- いい例悪い例を紹介!
はじめに
就職活動スタート時に
まず学生が取り組もうとするのが、自己分析。
ところが、
「なぜ自己分析をするのか」を把握していないと、
思わぬ落とし穴にはまってしまうことも!
今回はその自己分析について
大事なポイントをお伝えします!
自信がないのに自己PR?
自分を伝える場が就職活動。
自己分析ができていなければ
採用担当者に自分を伝えられるわけがありません。
なのに、
自己分析を納得いくまできちんとやらない人が多い。
このように一番差が付くのに
多くの人が手を抜いてしまうのが自己分析なのです。
就活を終えた先輩たちが
「自己分析は大事」と言うので
重要なことは知っています。
ですが、
何を重点的に分析すればいいかがわからずに、
なんとなく
自分の「強み」っぽいことを考えてみたりと、
表面的な分析に終わってしまうのです。
しかしここで手を抜くと自分の強みや頑張ったことも
いまいち確信が持てないまま
自己PRを作ることになります。
これでは人気企業の倍率300倍を
勝ち抜けるわけがありません。
では自己分析はどうやればいいのか?
自己分析で重点的に分析すべき
2つのポイントを今日はお伝えします!
自己分析とは?
自己分析で必要なのは
その結果を心から「自覚すること」です。
自分ととことん向き合い、
自分を見つめなおすことが大切なのです。
自分の長所、短所、希望する業界や職種などに対し、
「本当にそうなのか?」「ほかに候補はないか?」
と自分に何度も語りかけ、
自分と本気で向き合うことです。
強みや弱みを自覚し自分を成長させることで
本物の自信につながります!
自分の価値観って?
人生で起こったインパクトの大きい場面の数だけ、
その人に価値観が生まれていきます。
そのひとつひとつを振り返ることで
「仕事や未来の自分に関連する価値観」
がみえてきます。
3つの方向性で価値観を明確にしていきましょう!
1.Being:どんな能力・人間性になりたいか
2.Having:何(収入や名声)を手に入れたいか
3.Giving:社会(や人)にどんな影響を与えたいのか
例えば、
Beingは
「人に元気を与えるような人になりたい」など
Havingは
「年収1000万円」など
Givingは
「格差のない社会にしたい」などです。
BeingとHavingは
自分の欲求を満たすための価値観になることが多い。
しかしながら、Givingは他人に価値を提供することを
目指す価値観となるのです。
自己分析のポイントはこのGivingにあります!
ここをしらない学生が非常に多く、
自己分析は
「自分の強み」を見つけることだと
勘違いしています。
残念な自己PR例
「成長意欲がウリです。
大学時代も多くの人と出会い、
自分を成長させることを大事にしてきました。
社会人になってからも、持ち前の成長意欲を
武器に御社でも活躍したいと思います!」
この例はBeingやHavingの
「私はこんな人です」「私はこうなりたい」
をPRしていますが、
これでは失敗に終わることが多いのです。
大学時代に
いろんな挑戦をしてきたのはわかりますが、
社会人にとってやる気や成長意欲は
あって当たり前なものです!
それだけではPRにはならないのです。
「頑張っている自分」だけではアピールにならない
もし大企業に40年務めるとなると
生涯賃金は3~4億円にもなります。
それだけの額に見合うパフォーマンスを
してくれると思う人材を企業は採用します。
だから企業からすると、
「成長意欲や向上心はあって当たり前」
「その意欲や向上心をどう活かしてくれるかな?」
と言うところを見ているのです。
だからこそ
Giving=社会にどんな影響を与えたいのか
が大事なのです!
「誰のために」「何のために」仕事をするのか
何のためなら頑張れるか
そこまで自分に向き合い言葉に
出来ている人が内定しているのです。
社会に与えたい影響とは何か?
社会にどんな影響を与えたいのか?
Givingをしっかり考えて
就職活動をするとうまくいきます!
例えば、
田舎の商店街で育ち、
友人の父親はみんな中小企業の経営者。
その経営者のおやじたちに
可愛がられて育った子がいました。
その後、都内の大学に入り、
おやじ達のことはすっかり忘れていたのですが、
OB訪問で金融業界の方にお会いした時に
あることを思い出します。
かつて、友人の父親から
「君のお父さんが銀行マンとして
お金を貸してくれたから、
会社をつぶさずにすんだ。
お父さんは本当に
素晴らしい仕事をしているのだよ」
と言われたことを思い出したのです。
そして、今度は育ててもらった
中小企業の経営者に恩返しをすべく
「日本の中小企業を元気にしたい」と
金融業界に進むことになりました。
自分の生きてきた過去を振り返り
何が大切だったかのか?
価値観を明確にしてから
志望進路を決めています。
だから、
ウソや偽りなく堂々と志望動機を語ることができ
内定をもらうことができたのです。
おわりに
自己分析は難しいといわれてますが、
本当はやればやるほど発見があり楽しいものです。
企業に合わせた志望動機ではなく、
自分が心から望む未来が見えてきます。
ここまで整理すると
自信をもって就職活動ができるようになり、
面接でも的確に自分の思いが伝えられます。
自分自身としっかり向き合い、
自分を見つめ直しましょう!