社会に出たら当たり前!?ロジカルシンキングを3日で身に付けるコツとは!
ロジカルシンキング、聞いたことはある人が多いのでは?社会人になってから焦る前に、今から身につけましょう。
2015.10.02
ざっくり言うと
- ビジネスにおいてロジカルシンキングが必要な理由
- ロジカルシンキングは鍛えられます!
- 有効的にロジカルシンキングを発揮するには?
はじめに
ロジカルシンキングとは、物事を論理的に深く考える「論理的思考」のことを意味します。
このロジカルシンキングは、頭の中で考えるだけではなく、言葉や文章などで伝えることによって効果を発揮します。
ここでは、ロジカルシンキングがなぜビジネスシーンにおいて求められるのか、また、それを身に付ける方法や活用例についてご紹介します。
ロジカルシンキングがビジネスにおいて必要な理由
ビジネスにおいて相手に自分の話を聞いてもらうためには、話の内容を理解しやすいように整理して分かりやすく伝えることが大切です。
ビジネスシーンでは会社内部はもちろん、会社対会社のやり取りでも根本的には人対人のコミュニケーションから成り立っています。ビジネスを介して利益を得るためには、社内の上司や同僚、社外のお客様や取引先というビジネスの対象全てに行動を起こしてもらうことが必要となります。
例えば、自社の商品を売るとき
NG 「便利だから買ってください」や「効果がありますよ」
OK 「同じ効果が得られる他の商品よりも、使い方が簡単である」or「便利な点」のようにユーザーが理解できるように説明します。
もちろん便利な部分だけでなく、「この商品を購入したお客様は、このような環境で、このように使うことで、日常生活の中でこのような効果が得られる」といった、相手にとっての利益を同時に伝えることも必要となります。
このように、自分の主張や要求を伝えるためには、聞き手にとって分かりやすいように話を組み立てることが必要であり、この組み立てがロジカルシンキングなのです。
ロジカルシンキングは鍛えられる!!
ロジカルシンキングは難しいものではありません。意識してトレーニングをすることで誰でも身に付けられるスキルです。
ロジカルシンキングを鍛える方法としては、「はじめに結論を探す」ことが挙げられます。自らの意見を主張する場合は、結論となる部分はどこなのかという点を意識します。会話だけでなく、頭の中で考える場合や文章を書く場合でも、とにかく結論に意識を傾けます。
次に、その結論の理由を考えます。「なぜなら〜」という理由を、結論につながるようできるだけ複数考えることが大切です。
ロジカルシンキングを鍛えていくと、更に「理由の深掘り」や「説得力のある理由にするためのデータ付け」などと掘り下げていくことができます。まずは結論を先に探すことと、その理由を複数挙げることから始めましょう。
有効に活用する方法
ロジカルシンキングに基づいた話し方を身に付ければ、日常やビジネスシーンを問わずコミュニケーション能力の向上にもつながります。このスキルは会話だけでなく、会議や商談の場でのプレゼンテーションなど、さまざまな場面で活用できるものです。
プレゼンテーション資料を作る際、必要以上に説明部分が長くなることがあります。前項で述べたロジカルシンキングのトレーニングにおいて、理由の部分が多すぎると結論が薄れると述べましたが、会議資料でも同様のことが言えます。
また、長い説明の最後の最後で結論を発表するようなプレゼンテーション資料もありますが、このようなプレゼンテーションも理由を聞く段階で疲れてしまい、聞く人にとっては理解しづらいものとなってしまいます。
プレゼンテーション資料のタイトルで結論を明確にアピールし、その理由を優先順位の高いものから3つか4つ挙げましょう。理由を深く掘り下げる場合や理由の一つ一つにデータが必要な場合は、別途補足資料のような形で後述すると、理由の説明が煩雑になりません。
おわりに
ロジカルシンキングにはさまざまなスキルが含まれており、それら追及するほど論理的に思考を巡らせる能力は高まっていきます。まずは、「結論を探すこと」と「理由を探すこと」からはじめてみましょう。
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